新宿のグルメ店の中には”老舗”といわれるお店がそれなり数あったりするわけですが、
今回訪れたお店も創業が昭和47年ということで老舗の部類に入るのではないでしょうか。
欧風カレーのお店『ガンジー』。
前オーナーが若い頃、ロンドンに行ったときにそこで食べたインドカレーの味が忘れられず、その味を再現すべくオープンされたお店だそうで。
“ガンジー”というインドっぽい店名なのに欧風カレーのお店というギャップはここからきているようですね。
欧風カレーというか、イギリス経由のインドカレーといった方がよいのかもしれません。
ん?でも、欧風カレーの由来はインドにあるから・・・同じことか。
ちなみに、新宿には同名のカレー屋さんがもう一つあるのですが、
今回ご紹介するのは新宿三丁目エリアの方で、もう一つは都庁前エリアにあります。
都庁前の方はインド色がかなり強いらしいで、機会があったら食べ比べしてみるのも面白そうです。
ジャズ喫茶のようなカレー屋さん
場所は新宿通りから伊勢丹、紀伊国屋書店すぐの路地を入ってすぐのところ。
大通りから路地へと入った瞬間カレーの匂いが漂ってくるので、
目で探すよりも匂いで探した方が分かりやすいかも・・・?
お店はビルの2階にあります。
1階は居酒屋で、お店へはその横にある細い階段を登って行くことになりますが、
この居酒屋さん、かなりの騒がしさなので、階段へ行くのにちょっと躊躇します。
(ちょっかいをかけてくるとかそういうのは一切ないですが、なんというか、こう、気持ち的にね)
2、3人で行くならそんなことないかもしれないけれど、1人だと気になってしまうんですよね・・・
お店自体は1人でも入りやすいのですが、
ひとりで訪れるときの一番の難関はここかもしれない。
店内は一昔前の喫茶店っぽい感じ、
加えてジャズが流れていたので、ジャズ喫茶といったほうがしっくりくるような気がします。
といいつつ、ジャズといってもこの時流れていたのはボカロ曲のジャズバージョンで(私は聞き逃さないぞ!)。
しかも店員さんのエプロンについているバッチには東方の魔理沙のイラストが。
もしかしてこのお店オタク趣味あり…?
辛さが選べない・・・だと!?
カレーの種類は全部で5種類。
値段は1,020円~と、他のカレー屋さんと比べると少々高めな設定ですね。
カレー屋といえば、辛さが選べるところがほとんどですが、
このお店は辛さは1種類。つまり選べない・・・(○´・ω・)ゞ
や、不満とかではないのです。選べたとしても自分にはカレー草枕でしくじった実績があるので。
でも、このお店の標準的な辛さが分からないのは・・・
もし、ボンカレー辛口以上の辛さだった場合、私は食べきれるのだろうか・・・。
ウンウン唸りながら考えた末、メニューに
「辛さがやや緩和されています」
という一文があったトマトとチーズのカレーをチョイス。
一番辛くなさそうなやつを選びました。
カレー屋では、辛さに関して見栄を張らない・無理しない・大は小を兼ねない。
(辛さに耐性があまりない自分が)本格派カレー屋を食べ歩いて学んだ結果です。
生のスライストマトとが入ったヘルシーカレー
トマトとチーズのカレー。1,020円(税込)。
ルーとカレーが別々で運ばれてきます。
このお店のカレーは欧風。
ルーは少しのトロミと濃いめの色が特徴的です。
半月切にされたトマトの輪切りが2個
煮込まれているのではなく、生の状態で入っています。
結構分厚いのでどうやって食べようか迷う…スプーンで切れるかな。
チーズの方は溶けきっているので姿を確認することはできませんでした。
一口食べたところでは美味しく辛くないカレーですが、
後からジワジワと迫ってくる辛さ。
辛さを自覚した後にカレーを食べ進めると、ほんの少し苦味も感じるような。
卓上には福神漬けがあるので、途中からは、ご飯の上にかけてカレーを混ぜて食べることに。
ジワジワくる辛さなので気づくのが遅れますが、ここのカレー結構辛めです。
福神漬けは甘いので、かなり多めにかけてしまった。。
トロミがあるもののコクは少なめな感じなので、辛さも唐辛子を食べたときのような舌に刺すような辛さに似ている気がする。
インドカレーがフワッと広がる辛さなら、ここのカレーは1点集中型でトドメを刺そうとする辛さですね。
ガンジーお店詳細
◆ガンジー
◆住所:東京都新宿区新宿3-17-21 第3ビル 2F
◆営業時間:11:30~22:00(L.O.21:30)
◆定休日:無休
新宿三丁目駅B5出口より徒歩1分、JR新宿駅東口より徒歩5分